高輪、三田の街歩きウォーキング (概要編)
2024年7月、サイトのリニューアルに伴い加筆修正しました。
坂と歴史の町、高輪、三田の街歩きウォーキングです。
東京レトロ街歩きガイド&マップのエリア別「Ar-09三田から白金、泉岳寺を歩く」と 「Ar-10白金台から高輪を歩く」にまたがって収録されています。これに沿って、高輪を中心に品川から三田に至る起伏のある台地の縁を歩き、今に残る名坂と史跡を辿ります。
港区は武蔵野台地の東端にあたる高地と、東京湾に面する埋立て地の低地から成っています。 西北の内陸が高く東南の海側が低い、全体的に傾斜した地形になっていいることが都内でも有数の坂の町となっている訳です。
Pic.高輪、三田周辺の高低差地図
高輪はまさに武蔵野台地の東端にあたり、起伏のある大地の地形を示しています。一方、品川から三田に至るJRを境にして東京湾側はかつての海岸線や埋め立ての低地がよく見てとれ、対照的な地形になっています。
高輪には江戸時代に東海道の「高輪大木戸」が設けられ、江戸の南の玄関口としての機能を果たしていました。多くの寺が集まるようになり、周辺には井伊家、本多家などの大名屋敷が建ち並んでいました。明治維新後、大名屋敷は皇族の邸宅や大使館や大学などに変わり、落ち着いた雰囲気と風格のある街になりました。
Pic.歴史ある名坂 三田 綱坂 (イタリア大使館近く)
訪れた史跡は…
- カトリック高輪教会 江戸の殉教者顕彰碑
- 光福寺 ゆうれい地蔵
- 日本基督教団 高輪教会
- 大久保利通 高輪別邸跡
- 旧高輪消防署
- 東禅寺 イギリス公使館
- 柴田錬三郎旧居
- 高輪海岸の石垣石(高輪ゲート ウェイ駅)
- 高輪大木戸跡
- 泉岳寺 赤穂浪士四十七士墓所
- 大石良雄外十六人忠烈の跡
- 旧細川邸のシイ
- 長松寺 荻生徂徠の墓
- 薬王寺 加賀千代女の井戸
- 亀塚
- 済海寺 フランス領事館跡碑
- 元和キリシタン遺跡
- クェート大使館
- イタリア大使館 (大石主税良金ら十士切腹の地)
- 慶應義塾大学
- 水野監物邸跡 (赤穂浪士の間十郎ら9人が切腹)
ウォーキング距離は約17km、26000歩で、1日で十分歩けるコースです。また、数回に分けてじっくり歴史散歩をするにも見どころは多いコースです。盛りだくさんですので、紀行レポートはブログで何回かに分けて紹介しています。
「高輪を歩く-1」「高輪を歩く-2」「泉岳寺 赤穂義士の墓」「三田を歩く-1」「三田の慶應大学を歩く」をそれぞれご覧ください。