麻布台〜六本木のぶらり街歩き
2024年7月、サイトのリニューアルに伴い加筆修正しました。
このブログは「麻布台〜六本木のぶらり街歩き」です。
ブログ「広尾 麻布 六本木の歴史街歩きウォーキング 概要編」からの続きですので、参照してください。
麻布十番のぶらり歴史散歩に続き、麻布十番から麻布狸穴のロシア大使館を経て、麻布台、スウェーデン大使館、スペイン大使館のある六本木一丁目まで歩きます。
訪れた史跡は…
- 島崎藤村旧居跡
- 日本経緯度原点
- 日本国憲法草案審議の地
- 永井荷風の偏奇館跡
- スウェーデン大使館
- スペイン大使館
島崎藤村旧居跡
詩人・小説家の島崎藤村は、馬籠(長野県)の生まれ。本名を春樹といった。明治学院を卒業後、明治26年(1893)「文学界」の創刊に参加。明治30年(1897)の「若葉集」にはじまる四詩集で詩人としての地位を確立しました。藤村は大正7年から昭和11年までここに住み、最後の長編小説「夜明け前」をここで完成させました。
Pic.島崎藤村旧居跡
さらに鼠坂、狸穴坂を歩きます。ウクライナ侵攻の影響で厳重警備のロシア大使館を横目で見ながら歩きます。
Pic.鼠坂
Pic.狸穴坂
日本経緯度原点
この場所にあった東京天文台の子午環の中心が日本における経緯度の原点とされました。世界測地系に基づき、日本の位置を表す基準となるポイントで、VLBI観測により求められる位置情報は、東経139°44′28.8869″、北緯35°39′29.1572″にあたります。
Pic.日本経緯度原点
Pic.日本経緯度原点
Pic.日本経緯度原点
日本経緯度原点のすぐ隣がアフガニスタン大使館です。長年、紛争の混乱にあるアフガニスタンですが、意外にも大使館は立派です。タリバンへの政権移行でどうなったんでしょうね。
Pic.アフガニスタン大使館
行合坂を六本木一丁目方面へさらに歩きサウジアラビア大使館の隣に日本国憲法草案審議の地碑が建っています。
日本国憲法草案審議の地
この地に外務大臣官邸があり、連合国軍総司令部と日本国政府との間で日本国憲法草案について審議?された跡地です。政府案は拒否されGHQ案になり、現在の日本国憲法が生まれました。
Pic.日本国憲法草案審議の地
Pic.日本国憲法草案審議の地
永井荷風の偏奇館跡
永井荷風が大正9年から昭和20年の空襲で焼けるまで25年 間住んだ所。偏屈な変わり者を自認し、ペンキ塗り木造2階建ての洋館をもじって偏奇館と命名したといいます。一帯は泉ガーデンの再開発によりオフィス、マンションなど大型のビルが整然と並び、当時の面影は全くありません。探すのに苦労する小さな碑のみあります。
Pic.永井荷風の偏奇館跡
スウェーデン大使館、スペイン大使館を一周して、スペイン坂から道源寺坂を歩き六本木一丁目駅へ向かいます。
Pic.スウェーデン大使館
Pic.スウェーデン大使館
Pic.スペイン大使館
Pic.スペイン大使館
Pic.道源寺坂