東京レトロ街歩きガイド&マップ

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Ar-16 文学と坂の町 本郷を歩く

明治から昭和にかけて夏目漱石、宮沢賢治、樋口一葉、石川啄木など多くの文芸人が本郷一帯に居を構えました。そ の足跡を中心に本郷を歩きます。

推奨する街歩きの起点
本郷三丁目駅 春日駅

主なポイント抜粋

このコースはルート設定がしてあります。マップ記載の参考ルートはスタートが本郷三丁目駅からで、終点が春日駅になっています。実際の街歩き順は状況に応じて決定してください。

見送り坂
見返り坂
江戸時代、江戸追放者がここで放たれたそうです。南側を見送り坂、北側を見返り坂といいます。

東大 赤門
東大赤門前のスダジイ
1827年(文政10年)、前田家が将軍徳川家斉の溶姫を迎え入れる際に建てられた門です。両脇のスジダイも古木です。

法真寺 (桜木の宿)
一葉塚と一葉像
一葉は4歳から5年間を過ごしました。後年「桜木の宿」として回想する幸福な時でした。一葉塚と像があります。

郁文堂
万定フルーツパーラー
棚沢書店
当時の本郷を偲ばせるレトロ建築が現存しています。

本郷菊富士ホテル跡
大正3年に開業し、宇野千代、尾崎士郎、坂口安吾、谷崎潤一郎、大杉栄、竹久夢二など多くの文士や政治家、学者などが滞在しました。

赤心館跡 (石川啄木・金田一京介旧居)
明治41年に石川啄木が京助を頼って上京し、最初に京助と同宿したのが赤心館です。同郷で親友であり、精神面や金銭面 で多大な援助を受けていました。

樋口一葉菊坂旧居跡
24年間の短い生涯のうちの父の死後の3年ほどを母と妹を養いながらこの路地裏に住んでいました。一葉も使ったという 井戸は当時のまま残っています。

金田一京助・春彦の旧居跡
金田一京助、長男の春彦は明治から現在まで代表する言語学者の親子です。春彦はここで生まれました。大正時代に住ん でいた旧居が現存しています。

坪内逍遥旧居・常盤会跡
坪内逍遙邸跡碑
逍遥は1884年(明治17年)からこの地に住み、逍遥引越し後には「常盤会」という寄宿舎になり、正岡子規がいました。

旧伊勢屋質店(菊坂跡見塾)
坪内逍遙邸跡碑
一葉が通った伊勢屋質店があります。現在は廃業していますが、土蔵はそのまま残り、当時を偲ばせます。

鳳明館 本館
昭和初期の木造2階建の近代和風建築の下宿屋兼旅館。名だたる文豪や手塚治虫までが缶詰にされて原稿を書いていたと いいます。

徳田秋声旧宅
自然主義文学の巨匠徳田秋声の旧宅。金沢から上京後、明治38年から没するまでこの地に住んでいました。現存してい て、現在親族が居住中です。

樋口一葉終焉の地
明治27年、23才の時に引越してきました。「たけくらべ」「にごりえ」などを精力的に発表しましたが、明治29年に24才で亡くなりました。現在は一葉終焉の地として記念碑がたてられています。

島木赤彦旧居・いろは館跡
大正4年島木赤彦はいろは館に下宿し、大正9年ごろから「アララギ」の編集に専念しました。また童謡を作り多くの人から愛唱されています。

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