東京街歩きコース内容

東京街歩き 119散歩コース&マップの詳細内容

B-4-01 消滅寸前の看板建築 -1 本郷 神田

近代に入ると市街にはモダンな鉄筋コンクリートの近代建築が並ぶようになりました。一方、個人店舗は間口が狭く奥行が深い住宅併用の「町屋」が作られました。震災後には町屋に代わり、木造で平らな壁面に銅板やタイルが貼られた洋風の外観を持つ「看板建築」が作られました。

東京大空襲で多くが焼失しましたが、焼失を免れた看板建築が残っています。また戦後も焼跡のバラックを経て再び看板建築が普及しました。しかし近年は、こうした看板建築は老朽化による建替えや再開発に伴う取り壊しが進み、個人では保存もかなわずに消滅寸前になっています。消滅してしまう前に、本郷、神田に残る看板建築を見ておくコースです。

主な史跡抜粋

金田一京助・春彦の旧居跡
築年:不詳
金田一京助、長男の春彦は明治から現在まで代表する言語学者の親子です。春彦はここで生まれました。大正時代に住んでいた旧居が現存しています。

旧伊勢屋質店
築年:1890年(明治23年)
一葉が通った伊勢屋質店があります。現在は廃業していますが、土蔵はそのまま残り、当時を偲ばせます。

鳳明館 本館
築年:不詳
昭和初期に下宿屋兼旅館に改造し、さらに昭和20年に旅館建築に模様替えしました。下宿・旅館が多かった本郷地区の歴史的な景観を伝えています。

大亜堂書店
築年:昭和初期
昭和7年より現在の店舗にて営業している古書店。震災後の看板建築の典型で壁のスクラッチタイルと左書きのブリキ看板が目印となっています。

橋本家住宅
築年:1933年(昭和8年) 木造2階建の洋館
平野家住宅
築年:1922年(大正11年)
金澤家住宅
築年:1930年(昭和5年) 平屋建の洋館

棚沢書店
築年:明治中期
明治の中期、洋品店舗として建築され、震災、その後の空襲においても被害を受けませんでした。当時の東京大学周辺の商家の町並み景観を伝える建物です。
万定フルーツパーラー
築年:1928年(昭和3年) 看板建築

海老原商店
築年:1928年(昭和3年) 看板建築
松本家住宅主屋
築年:1931年(昭和6年) 震災復興期の和風町家
旧志村印刷
築年:不詳

神田まつや (そば老舗)
築年:1925年(大正14年) 木造2階建
ぼたん (すき焼き老舗)
築年:1929年(昭和4年)
あんこう鍋いせ源本館
築年:1932年(昭和7年) 木造3階建
竹むら (和菓子店)
築年:1930年(昭和5年) 木造3階建

旧高畠邸 (伊勢丹役員)
築年:昭和初期(1930年頃)
新宿の伊勢丹は昭和初期まで外神田にあり、この家はその役員の屋敷としてつくられました。

明神下 神田川本店 (鰻料理)
築年:1952年(昭和27年)
天野屋 (自家製糀 明神甘酒)
築年:不詳

猿楽町町会詰所
築年:昭和初期
昭和初期に猿楽町駐在所として建てられ、その後町会の詰所として利用されています。外観の保存状態が良いため、映画やドラマで交番ロケ地として何度も使用されてきました。

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CATEGORIES

B:明治から昭和初期の東京

コース経路

Start丸の内線本郷三丁目駅1→→大江戸線本郷三丁目駅3→→JR秋葉原駅昭和通り口→→End半蔵門線神保町駅A2

ウォーキング距離と歩数

13km 20000歩