東京街歩きコース内容

東京街歩き 119散歩コース&マップの詳細内容

B-3-11 今に残る近代レトロ建築-11 王子 池袋

このコースは王子、赤羽、十条、池袋といった城北エリアで今に残る明治、大正、昭和のレトロ建築を探訪します。

王子の飛鳥山は徳川吉宗が享保の改革でサクラの苗木を植えて公園として整備・造成を行い、江戸の桜の名所になりました。ここに古河財閥の古河虎之助、資本主義の父といわれる渋沢栄一が屋敷を構えました。

また、隣接する十条から赤羽にかけては大正から終戦まで軍の巨大な兵器廠が展開されていて、軍都の痕跡があります。池袋周辺では、自由学園や学習院といった教育機関や教会などのレトロ建築が震災、空襲をくぐり抜け残っています。

主な史跡抜粋

旧古河邸 大谷美術館(有料)
竣工年:1917年(大正6年)設計:ジョサイア・コンドル
古河財閥3代当主の古河虎之助が邸宅として整備。外観はスコティッシュ・バロニアル様式を目指したとされます。左右対称で両脇に切妻屋根を据え、スコットランドの山荘の風情、東京のバラの名所として親しまれています。

渋沢栄一旧飛鳥山邸跡(有料)
青淵文庫
竣工年:1925年(大正14年)設計:中村・田辺事務所
渋沢栄一の傘寿と子爵昇爵を祝って贈られた2階建ての書庫です。外壁は石貼り、テラスに面した窓の上部はステンドガラスで飾られています。「青淵」は渋沢栄一の号です。
晩香廬
竣工年:1917年(大正6年) 設計:田辺淳吉
渋沢栄一の喜寿を記念して清水組から贈られた木造の洋風茶室です。様々な建築様式を取り混ぜ趣向を凝らした小建築で、賓客の接待に用いられました。

旧大蔵省醸造試験所
竣工年:1902年(明治35年) 設計:妻木頼黄
醸造方法の研究や清酒の品質の改良を図る研究機関でした。通常は非公開ですが、フェンスの外からある程度外観をうかがうことができます。

カトリック赤羽教会
竣工年:1951年(昭和26年)
正式名称は「被昇天の聖母カトリック赤羽教会」。空襲で壊滅した工場跡をローゼンバイゲル神父がアメリカからの寄付金で購入し、修道院、聖堂、幼稚園を次々に建設しました。

旧東京砲兵工廠 銃砲製造所275号棟
竣工年:1919年(大正8年) 設計:陸軍省
かつて一帯は東京第一陸軍造兵廠の工場が展開され一大兵器廠でした。砲兵工廠から第一陸軍造兵廠と改称され、弾薬や火薬の製造していました。その赤レンガ倉庫を図書館として2008年より再活用しています。隣接する自衛隊十条駐屯地にも煉瓦造りの遺構があります。

旧東京第一造兵廠本館
竣工年:1930年(昭和5年)
当初は茶系のスクラッチタイル?貼りだったようですが、戦後に米軍が接収しキャンプ王子となり、白く塗ってしまったといいます。ベトナム戦争の激化に伴い米軍王子野戦病院が開設されたのは有名です。

神召キリスト教会
竣工年:1927年(昭和2年)
米国宣教師 C.F.ジュルゲンセン師によって建てれたアッセンブリー教団発祥の教会です。正面の壁から出ている4本ある柱の上部が槍のような形にしているのがゴシック様式の造形で、教会を表す外観になっています。

亀の子束子西尾商店
竣工年:1922年(大正11年)
亀の子束子は1907年(明治40年)に創業者、西尾正左衛門により発明されました。木造2階建ての建物で東京ではもうほとんどない関東大震災前の貴重な建物です。

自由学園 明日館(有料)
竣工年:1921年(大正10年)設計:フランク・ロイド・ライト
羽仁もと子、吉一夫妻が創立した自由学園の校舎として巨匠フランク・ロイド・ライト、その弟子の遠藤新の設計により建設されました。中央棟、講堂など4棟で構成。すでに学園は移転し、内部を含め公開されています。

日本聖公会 目白聖公会
竣工年:1929年(昭和4年) 設計:坪井正太郎
英国国教会と関わりの深い一派である日本聖公会に属します。美しいロマネスク様式の建物は戦災による焼失を免れ、東京にある聖公会の中で唯一の戦前からある教会です。

日本バプテスト 目白ヶ丘教会
竣工年:1950年(昭和25年) 設計:遠藤新
バプテストはキリスト教プロテスタント最大の教派です。礼拝堂は遠藤新の設計でフランク・ロイド・ライト様式の建物です。自由学園明日館と似た、瀟洒な雰囲気を感じます。

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CATEGORIES

B:明治から昭和初期の東京

コース経路

Start JR上中里駅→→JR王子駅中央口→→JR赤羽駅東口→→JR赤羽駅東口→→JR十条駅北口→→JR板橋駅東口→→JR池袋駅5→→End JR目白駅

ウォーキング距離と歩数

14km 21500歩