東京街歩きコース内容

東京街歩き 119散歩コース&マップの詳細内容

B-3-05 今に残る近代レトロ建築-5 小石川 茗荷谷

小石川植物園は徳川幕府が設けた小石川御薬園が前身で、「赤ひげ」で知られる小石川養生所や青木昆陽のサツマイモの試験栽培で知られています。明治10年に東京大学が設立された直後には附属植物園となり、園内には当時の近代遺構も多く残されてきました。

また茗荷谷から関口にかけて、東京屈指の文教地区を形作ってきた大学や出版などに関連する近代建築も残されています。このコースは小石川植物園を中心に、茗荷谷から関口にかけて、今に残る明治、大正、昭和のレトロ建築に焦点を絞り探訪します。

主な史跡抜粋

京華女子中学・高等学校
竣工年:1933年(昭和8年) 設計:木田保蔵
道路からの見学です。スクラッチタイル張り、ネオロマネスク調のどちらかというと質素な外観ですが、円形アーチの玄関など伝統を感じさせるデザインです。

小石川植物園 本館(有料)
竣工年:1939年(昭和14年) 設計:内田祥三
アールデコの鉄筋コンクリート造2階建て、曲面ガラス張りの螺旋階段の塔屋に時計が設置。華美な装飾はなく、白壁に優美な直線と曲線の造形美が目を引きます。
柴田記念館(有料)
竣工年:1919年(大正8年) 設計:東京帝国大学
柴田桂太教授が授与された学士院恩賜賞の賞金を寄付し、それをもとに建設されました。植物園に残っているもっとも古い建物です。
東京大学総合研究博物館 小石川分館(有料)
竣工年:1876年(明治9年) 設計:西郷元善
東京大学の学校建築として現存する最古の建築物です。旧東京医学校本館を昭和44年に本郷から移築。明治初期らしい擬洋風建築の重要な遺例です。

東京諸聖徒教会
竣工年:1931年(昭和6年) 設計:バーガミニー
震災後に現在地へ移転してきました。構造は鉄筋コンクリート造で、東京空襲で屋根部分を焼失しましたが、戦後修復されました。コンクリートの量感のある外観が特徴的です。

拓殖大学国際教育会館
竣工年:1933年(昭和8年) 設計:内田祥三
旧東方文化学院として建設され、のちに拓殖大学へ払い下げられました。鉄筋コンクリート造の和風表現をとっており、内田祥三の代表的な建築作品として評価が高いです。
拓殖大学 本館
竣工年:1932年(昭和7年) 設計:加護谷祐太郎
天高く伸びるゴシック調の建物で縦の線が強調された溝が特徴で、大学らしい重厚なデザインです。

鳩山会館
竣工年:1924年(大正13年) 設計:岡田信一郎
老朽化が著しく進み、鳩山家の業績を伝える記念館「鳩山会館」として再生することになり、1995年に大規模な修復工事が行われて竣工当時の姿に復元されました。

講談社旧本館(旧大日本雄辯會本社)
竣工年:1933年(昭和8年) 設計:曽禰達蔵
歴史ある出版社らしい堂々とした佇まいの建物です。外観は時代の変遷とともに若干の改修がされているようですが、エントランス部分は当時の面影を残しています。

雑司が谷旧宣教師館
竣工年:1907年(明治40年) 設計:マッケーレブ
アメリカ人宣教師のマッケーレブが自らの居宅として建てたものです。豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築で、19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特色を残しています。

旧細川邸学問所 松聲閣
竣工年:明治20年頃
幕末に細川家の下屋敷となり、明治時代には細川家の本邸となりました。学問所として建設され、大正時代に改修された木造2階建の建物です。2016年に耐震補強工事を実施。
旧細川邸 永青文庫(有料)
竣工年:昭和初期
旧熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料を展示した美術館です。細川家の屋敷跡内にあり、昭和初期に細川家の事務所として建てられたものです。

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CATEGORIES

B:明治から昭和初期の東京

コース経路

Start三田線千石駅A2→→End有楽町線江戸川橋駅1a

ウォーキング距離と歩数

14km 21500歩