東京街歩きコース内容

東京街歩き 119散歩コース&マップの詳細内容

B-3-04 今に残る近代レトロ建築-4 上野 本郷

戊辰戦争で寛永寺に立て篭った彰義隊を新政府軍が徹底的に包囲殲滅しました。寛永寺伽藍は焼失し、上野の山一帯は焼け野原と化しました。視察したボードウィンが公園として残すよう日本政府に働きかけた結果、1873年に日本初の公園に指定されました。明治以降、公園の内外に歴史建築物や文教施設が多数設置され、一帯が文化・芸術の集合地域を形成しています。

また本郷も東大本郷キャンパスを筆頭に東京屈指の文教地区であり、明治から昭和にかけて夏目漱石、坪内逍遥、樋口一葉、二葉亭四迷、正岡子規、宮沢賢治など多くの文人が居を構えました。上野公園から根津、本郷にかけて、今に残る明治、大正、昭和のレトロ建築を探訪します。

主な史跡抜粋

上野駅
竣工年:1932年(昭和7年) 設計:鉄道省
震災で初代駅舎が焼失し、昭和7年に2代目の駅舎が落成、外壁は多胡石と小松石が入ったモルタル塗りでした。大正14年に山手線の環状運転が始まり、東北・常磐など長距離幹線を接続する東京の北の玄関口として機能しました。

国立西洋美術館
竣工年:1959年(昭和34年) 設計:ル・コルビジェ
美術館は松方コレクションを基としてに設立されました。設計はル・コルビュジエ、弟子の前川國男らが協力し完成しました。ル・コルビュジエの作品として世界文化遺産に登録。

国立科学博物館
竣工年:1931年(昭和6年) 設計:文部省小倉強
自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館。威風堂々としたネオ・ルネサンス様式の建築で、御影石と茶色いスクラッチタイルで仕上げられている。上空から見ると飛行機の形になっています。

上野動物園 入場券売場 旧正門
竣工年:1911年(明治44年)
昭和8年頃まで上野動物園の正門として使われていたいました。左右にあるのは門番小屋で、少し離れてあるのが旧入場券売り場です。この門は皇族方が来園する際には開門されるそうです。

旧東京音楽学校奏楽堂
竣工年:1890年(明治23年)設計:山口半六
日本で最初に建てられた本格的な西洋式音楽ホールとされていて、卒業生の瀧廉太郎の銅像が設置されています。ホール中央部天井をヴォールト状にするなど音響への配慮、遮音への配慮がなされています。

東京国立博物館 本館
竣工年:1937年(昭和12年) 設計:渡辺仁
1872年(明治5年)に創設された日本最古の博物館。コンドル設計の旧館が震災で大破、建て替えられました。日本伝統の木造建築を鉄筋コンクリートに置き換えた和洋折衷建築となっています。

東京国立博物館 表慶館
竣工年:1908年(明治41年) 設計:片山東熊
大正天皇の成婚を祝う目的で開館した石造および煉瓦造2階建てのネオ・バロック様式の建物です。中央と南北両端にドームがあり、正面入口左右のライオン像は大熊氏廣の作です。

旧入谷尋常小学校
竣工年:1926年(大正15年)
関東大震災後の鉄筋コンクリート造の復興小学校として建てられたものでした。のちに坂本小学校と改称されました。 1996年には閉校となり、現在取り壊しも検討されているようです。

日本基督教団 根津教会
竣工年:1919年(大正8年) 設計:PS・メイヤー
本郷福音教会として建立されました。木造平屋建て切妻造で、外壁は下見板張りです。トンガリ屋根の角塔がランドマークとなっています。

棚沢書店
竣工年:明治期
明治の中期、洋品店舗として建築され、震災、その後の空襲においても被害を受けませんでした。当時の東京大学周辺の商家の町並み景観を伝える建物です。

郁文堂
竣工年:1923年(大正12年)
日本晝夜銀行本郷支店として建築されました。震災でも損傷なく、空襲の際も被害が軽微であり、大正当時のままの姿をとどめています。

鳳明館 本館
竣工年:1905年(明治38年)
木造2階建の近代和風建築。昭和初期に下宿屋兼旅館に改造し、さらに昭和20年に旅館建築に模様替えしました。下宿・旅館が多かった本郷地区の歴史的な景観を伝えています。

旧岩崎邸
岩崎家茅町本邸 撞球室
竣工年:1896年(明治29年)設計:ジョサイア・コンドル
岩崎家の迎賓館として用いられた西洋館です。木造2階建、屋根はスレート葺き、外壁は下見板張り。装飾性が強く、ジャコビアン様式を基調としつつ、ベランダにはコンドルが得意としたコロニアル様式がよく表れています。

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CATEGORIES

B:明治から昭和初期の東京

コース経路

Start JR上野駅正面玄関口→→End銀座線上野広小路駅A1

ウォーキング距離と歩数

15km 23000歩