東京街歩きコース内容

東京街歩き 119散歩コース&マップの詳細内容

B-3-03 今に残る近代レトロ建築-3 神田 九段下

湯島聖堂に幕府直轄学校として昌平坂学問所が開設されて以来、維新後も学問所としての伝統を受け継いで近代教育発祥の地となりました。神田一帯は明治初期から東京法学社、専修学校などの私立学校が建ち始めて以降、周辺には学生寮・下宿ができ、御茶ノ水・神田駿河台には法律図書などの専門書店が揃い、学生街が形成されました。

また隣接する北の丸は明治政府によって維新後に徳川家上屋敷跡地に近衛師団の兵営地が展開されました。戦後にはこの広大なエリアは北の丸公園として整備されてきました。神田から、北の丸、九段下にかけて、今に残る明治、大正、昭和のレトロ建築を探訪します。

旧近衛師団司令部庁舎はブログ「江戸城を極める 清水門から北の丸、田安門へ」、英国大使館はブログ「江戸城を極める 千鳥ヶ淵から半蔵門へ」の実際の街歩きレポートに収録されていますので、是非参照してください。リンクをクリックすると別ウインドーで開きます。

主な史跡抜粋

旧万世橋駅
竣工年:1912年(明治45年) 設計:鉄道省
かつて東京駅や神田駅ができる以前、中央線に万世橋駅があり一大ターミナル駅として賑わいました。マーチエキュートにジオラマや一部の階段やホームが再現されています。

湯島聖堂
竣工年:1935年(昭和10年) 文部省、伊東忠太
寛政9年、幕府直轄学校として昌平坂学問所が開設されました。維新後も学問所としての伝統を受け継ぎ、近代教育発祥の地となりました。関東大震災で焼失し、寛政時代を模した鉄筋コンクリート造りで昭和10年に再建を果たしました。

東京復活大聖堂 (ニコライ堂)
竣工年:1891年(明治24年) 設計:ジョサイア・コンドル
緑青を纏った高さ35メートルのドーム屋根が特徴で、日本で初めてにして最大級のビザンティン様式の教会建築といわれています。関東大震災で大きな被害を受けた後、現在の姿は1929年に修復されたものです。

山の上ホテル
竣工年:1936年(昭和11年)設計:W・M・ヴォーリズ
ホテルは昭和29年の開業で、本館の建物はアール・デコ調のクラシカルな内外装が特徴です。出版社の多い神田に近いところから、作家の滞在やカンヅメに使われることが多く、そのため「文化人のホテル」として知られています。

カトリック神田教会
竣工年:1928年(昭和3年) 設計:マックス・ヒンデル
東京においてキリシタン禁教の解禁後に早い段階から日本人のために開かれていた教会です。震災により焼失しましたが、現在の聖堂が再建され、空襲も免れて現存しています。

旧博報堂本社
竣工年:1930年(昭和5年) 設計:岡田信一郎
2015年にテラススクエアとして再開発され、取り壊されました。テラススクエア1階部分には、塔屋やファサードの装飾が小洒落ている旧博報堂の外観が復元されています。

学士会館
竣工年:1928年(昭和3年) 設計:佐野利器
震災後に建築された震災復興建築です。外壁が昭和初期に流行したスクラッチタイルで覆われた、当時では珍しい耐震・耐火の造りとなっています。新館は昭和12年に増築。

旧近衛師団司令部庁舎
竣工年:1910年(明治43年) 設計:田村鎮
二階建て赤レンガ造りの建物は八角形の塔屋があり、スレート葺き屋根の簡素なゴシック様式。レンガ造りの官庁建築が消滅していくなか、当時の形態が残されいる数少ない明治洋風建築です。北白川宮能久親王の騎馬像も必見です。

英国大使館
竣工年:1930年(昭和5年) 設計:英国工務省
明治政府から永久に貸与されることとなった大名屋敷跡に建てられました。東京の大使館として建てられたものの中では唯一の戦前以来の建築です。

旧日本神学校 (東京ルーテルセンタ)
竣工年:1937年(昭和12年) 設計:長谷部鋭吉
キリスト教の牧師を養成する学校として建てられたものです。外観はとてもシンプルなもので、外壁も修復されて古さは感じられません。

旧東京物理学校
竣工年:1906年(明治36年)
現在の東京理科大学の前身です。漱石の小説「坊つちやん」の主人公は東京物理学校を卒業しています。1991年に外観の復元工事が行われました。

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CATEGORIES

B:明治から昭和初期の東京

コース経路

Start JR秋葉原駅電気街南口→→End有楽町線飯田橋駅B2a

ウォーキング距離と歩数

14km 21500歩