東京街歩きコース内容

東京街歩き 119散歩コース&マップの詳細内容

B-3-02 今に残る近代レトロ建築-2 丸の内 霞ヶ関

丸の内はオフィス街として発展し日本の金融・経済の中心地となっています。元々は大名屋敷が建ち並ぶ地域で、その後草地になっていた土地を三菱が国から払い下げを受け、丸の内最初のオフィスビルである三菱一号館を建設しました。これを皮切りに赤煉瓦街が形成され発展しました。

霞ヶ関も江戸時代には大名屋敷が建ち並ぶ地域でした。ここに外務省が置かれたことをきっかけに官庁集中計画が持ち上がり、大手町から内務省と大蔵省が移転するなど少しずつ中央官庁街の体裁が整い、日本の中央官界の代名詞となりました。丸の内、霞ヶ関に残る明治、大正、昭和のレトロ建築を探訪します。

このコースの一部は、ブログ「日比谷公園のぶらり歴史散歩」、「霞ヶ関のぶらり歴史散歩」に実際の街歩きレポートがありますので、是非参照してください。リンクをクリックすると別ウインドーで開きます。

主な史跡抜粋

日本工業倶楽部
竣工年:1920年(大正9年)設計:松井貫太郎
大正期らしいモダンな要素が盛り込まれています。再開発されましたが、建物の三分の一を残して、以前あった姿そのままに復元されました。

新丸の内ビルディング
竣工年:1952年(昭和27年)
規模も外観も丸ビルとそっくりで、行幸通りをはさんで左右対称の景観を作っていました。再開発で2007年に高層化し低層部に面影のみを残す腰巻ビルになりました。

丸の内ビルディング
竣工年:1923年(大正12年) 設計:桜井小太郎
昭和戦前期で最大のビルであり、「東洋一のビル」といわれました。再開発で2002年に高層化し低層部に面影のみを残す腰巻ビルになりました。

東京駅
竣工年:1914年(大正3年) 設計:辰野金吾
豪壮華麗な洋式建築で南北にそれぞれドーム状の屋根があり、アムステルダム中央駅がモデルになったという説もあります。2012年に復元、補強工事を行いました。

東京中央郵便局
竣工年:1931年(昭和6年) 設計:吉田鉄郎
2012年に再開発によりJPタワーになりましたが、旧東京中央郵便局の構造躯体はそのまま残す形で保存されています。 昭和初期のモダニズム建築を代表するビルです。

三菱一号館美術館
竣工年:1894年(明治27年)設計:ジョサイア・コンドル
丸の内最初の洋風貸事務所ビルとして1894年(明治27年)に建てられた旧三菱一号館です。これを2010年に美術館として復元、再建したものです。

丸ノ内八重洲ビル
竣工年:1928年(昭和3年)
丸ノ内八重洲ビルは保存が要望されていましたが解体され、一部がファサード保存され丸の内パークビルディングの外壁として保存・活用されています。

明治生命館
竣工年:1934年(昭和9年) 設計:岡田信一郎
古典主義様式の最高傑作として高く評価されていました。戦後はGHQに接収されアメリカ極東空軍司令部として使用されました。再開発でも建物の全面保存が実現しています。

旧第一生命(GHQ)
竣工年:1938年(昭和13年) 設計:渡辺仁
戦前の日本近代建築の金字塔的作品でした。終戦後は連合国軍総司令部(GHQ)庁舎として接収されました。DNタワー21として再開発されましたが、外観は保存されています。

旧日比谷電電本社ビル
竣工年:1961年(昭和36年) 設計:國方秀男
当時のオフィスビルとしては珍しく各階にベランダがあり、自家発電設備も設けられた代表的な逓信ビルです。このビルも2020年以降、段階的に再開発される予定です。

日比谷公会堂
竣工年:1929年(昭和4年) 設計:佐藤功一
東京では事実上唯一のコンサートホールでした。開場式で新聞を破いた音が全員に聞こえたといいます。1960年の浅沼稲次郎暗殺事件の現場です。現在、大規模改修工事中。

旧日比谷公園事務所
竣工年:1910年(明治43年) 設計:福田重義
洋式の公園に相応しいよう、当時としては斬新なドイツ・バンガロー風の瀟洒な造りです。建物の構造や外観変更はわずかで昔の姿をよく保つ明治期の数少ない近代洋風建築です。

丸の内警察署 祝田町見張所
竣工年:不詳 設計:不詳
戦前の建築と思われますが、不詳。二重橋とのレトロな組み合わせが絶妙です。

法務省旧本館 赤れんが棟
竣工年:1895年(明治28年) 設計:エンデ&ベックマン
明治政府は西洋式の建築による官庁集中計画により建てられました。空襲で消失しましたが戦後に改修され、さらに平成6年に創建当時の姿に復元されました。

外務省
竣工年:1960年(昭和35年) 設計:小坂秀雄
本館(中央・南庁舎)、本館(北庁舎)と新庁舎の3つの建物から構成され、口型に配置されているます。道路から陸奥宗光の銅像が見えます。

旧・大蔵省
竣工年:1939年(昭和14年)
文部省庁舎と同じく大蔵省営繕管財局の設計ですが、戦争の世情もあり極めて地味な外観となっています。

旧・文部省
竣工年:1933年(昭和8年)
霞が関官庁街における震災復興庁舎。2007年の再開発により霞が関コモンゲートの一部として、旧建物は部分的に保存されています。

旧・首相官邸
竣工年:1929年(昭和4年)
この公邸には、226事件など、数々の歴史があります。戦後、昭和43年に佐藤総理が初めて使用し、多くの歴代総理が入居しました。道路からわずかに姿が確認できます。

旧・帝国議会議事堂
竣工年:1936年(昭和11年) 設計:臨時議院建築局
議事堂の建設は遅延を繰り返し、着工から実に17年を経て竣工しました。完成が近づいた1936年には226事件が発生しています。左右対称形で、左側に衆議院、右側に参議院(旧 貴族院)が配置されています。

迎賓館 赤坂離宮 (有料)
竣工年:1909年(明治42年) 設計:片山東熊
東宮御所としてに建設されましたがネオ・バロック様式の外観があまりにも華美に過ぎたことで住居としての使い勝手が悪く、離宮として扱われました。ヴェルサイユ宮殿を参考に、西洋の宮殿建築に日本風の意匠が混じった装飾になって います。

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CATEGORIES

B:明治から昭和初期の東京

コース経路

Start JR東京駅丸の内北口→→End JR四谷駅四谷口

ウォーキング距離と歩数

16km 24600歩